琵琶湖西岸エリアの道の駅ガイド|ビワイチ・比叡山・メタセコイア並木をつなぐ8ヶ所完全ガイド

琵琶湖の西側を走る道は、日本でも特別な道です。

湖面がすぐ横にあり、走るたびに水面の光の具合が変わります。南から北へ向かうほど湖が広くなる感覚があり、やがてメタセコイア並木の黄金色の道が現れ、マキノ高原の開放感に辿り着く——この流れが、琵琶湖西岸ルートの醍醐味です。

ビワイチ(琵琶湖一周)のサイクリストにとっては聖地であり、ドライバー・ライダーにとっては「何度走っても飽きない道」として親しまれています。南の草津・栗東から北の湖北まで、8ヶ所の道の駅が旅の拠点として点在しています。


このエリアの道の駅一覧

南部エリア|大阪・京都方面からの玄関口

  • 道の駅 草津|草津市矢倉。東海道と中山道が合流した宿場町の道の駅。近江牛・近江米が揃い、ビワイチのスタート地点としても最適です。
  • 道の駅 アグリの郷栗東|栗東市出庭。「アグリ(農業)の郷」の名の通り、旬の農産物が充実。名神・栗東ICからすぐで、大阪方面からのアクセスが抜群です。
  • 道の駅 妹子の郷|高島市安曇川町田中。小野妹子ゆかりの志賀の里に立つ道の駅。比叡山への入口として、またビワイチ南部の拠点として機能します。
  • 道の駅 びわ湖大橋米プラザ|大津市今堅田。びわ湖大橋のたもとに立つ絶景の道の駅。近江米の品揃えが充実しており、「米プラザ」の名に恥じない産直の充実ぶりです。

中部エリア|メタセコイア並木・マキノへの中継地

  • 道の駅 藤樹の里あどがわ|高島市安曇川町南古賀。儒学者・中江藤樹の里に立つ道の駅。高島ちぢみの産地としても知られ、メタセコイア並木まで10分の好立地です。
  • 道の駅 しんあさひ風車村|高島市新旭町熊野。白い風車が目印のビワイチ中間点。琵琶湖を吹き渡る風の心地よさが格別です。

北部エリア|湖北の静かな自然と渡り鳥の楽園


このエリアで行きたい場所

メタセコイア並木|全長2.4kmの黄金色のトンネル

マキノ高原へ向かう道に広がる全長2.4kmのメタセコイア並木は、琵琶湖西岸エリアのシンボル的な絶景スポットです。春の新緑・夏の深緑・秋の黄金色・冬の雪景色と四季それぞれに美しいですが、特に11月頃の紅葉シーズンは圧巻で、黄金色の葉が空を埋め尽くすトンネルは一生に一度は体験したい景色です。

マキノ高原|琵琶湖北部の高原リゾート

メタセコイア並木の先に広がるマキノ高原は、スキー場・温泉・キャンプ場・ハイキングコースが揃う高原リゾートです。夏は清涼な高原の空気が心地よく、関西からの避暑地として人気があります。琵琶湖を眼下に望む展望スポットも点在しており、走り旅の達成感が得られる場所です。

比叡山|延暦寺と琵琶湖の絶景

琵琶湖西岸の象徴・比叡山には、天台宗総本山・延暦寺の荘厳な伽藍群が広がります。比叡山ドライブウェイを走り上がると、眼下に琵琶湖が広がる絶景ポイントが続きます。山頂から見る琵琶湖の大きさは格別で、新緑と紅葉の季節は特に走る価値があります。

堅田の浮御堂|湖上に浮かぶ、滋賀を代表する風景

琵琶湖に突き出た小さな御堂・浮御堂は、滋賀を代表する湖上の景色として知られています。朝靄の中に浮かぶ姿が特に幻想的で、ビワイチの途中に立ち寄る旅人が多い場所です。

湖北みずどりステーションのコハクチョウ

冬(11月〜2月)に湖北の水鳥公園を訪れると、コハクチョウやマガンなどの渡り鳥が越冬している光景に出会えます。早朝の湖面に白い鳥の群れが浮かぶ光景は、他では体験できない滋賀の冬の奇跡です。

竹生島|琵琶湖に浮かぶ神秘の島

長浜港・今津港から渡船でアクセスする竹生島は、宝厳寺・都久夫須麻神社が立つ神秘的な島です。「弁天様の島」として古くから信仰を集めており、島全体から独特の霊気が漂います。


おすすめ周遊ルート

【ビワイチ西岸縦断コース・1日】草津からマキノへ、琵琶湖を北上する

> 道の駅 草津 → 道の駅 びわ湖大橋米プラザ → 堅田(浮御堂) → 道の駅 藤樹の里あどがわ → メタセコイア並木マキノ高原 → 帰路

所要時間:6〜7時間 走行距離:約100km

琵琶湖西岸を南から北へ走り切るビワイチ西岸の王道コースです。湖が常に横にある気持ちよさと、メタセコイア並木の感動が待っています。

【比叡山コース・半日〜1日】山と湖を一日で体感する

> 道の駅 アグリの郷栗東 or 妹子の郷 → 比叡山ドライブウェイ → 延暦寺(参拝) → 山頂からの琵琶湖絶景 → 帰路

所要時間:4〜5時間

比叡山ドライブウェイを走り上がり、山頂から琵琶湖を見渡す——このコースだけで滋賀の旅として完結します。

【湖北・冬の渡り鳥コース・半日(冬限定)】

> 道の駅 湖北みずどりステーション(早朝・コハクチョウ観察)→ 長浜市内(黒壁スクエア・近江牛ランチ)→ 帰路

11月〜2月の早朝が狙い目。渡り鳥の越冬風景と長浜の歴史文化を一日でつなぐ、冬の滋賀旅の定番コースです。

【一泊二日コース】琵琶湖西岸を全部走る旅

> 1日目:草津 → びわ湖大橋 → 堅田 → 安曇川 → マキノ高原(宿泊) > 2日目:メタセコイア並木(早朝)→ 湖北みずどりステーション → 塩津海道 → 帰路

一泊入れることで、早朝のメタセコイア並木を人のいない時間に歩ける贅沢があります。マキノ高原の温泉に泊まり、翌朝は黄金の並木道を独り占めする——この体験は一生の記憶になります。


琵琶湖西岸エリアのグルメ

近江牛:全国三大和牛に数えられる近江牛は、このエリアの旅で外せないグルメです。草津・栗東・大津周辺には近江牛が食べられる食事処が揃っています。すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキと食べ方も様々で、一度産地で本物を食べると、その違いが分かります。

近江米:道の駅びわ湖大橋米プラザは「米プラザ」の名の通り、滋賀各地のブランド米が揃う産直の宝庫です。琵琶湖の豊かな水が育む近江米の甘みと香りは、産地ならではの鮮度で体感できます。

高島ちぢみ:安曇川を代表する特産品・高島ちぢみは、通気性に優れた夏の綿織物です。道の駅藤樹の里あどがわで製品を手に取れます。

湖魚料理:鮒寿司・鮎の塩焼き・ビワマスと、琵琶湖固有の食文化が西岸エリアにも根付いています。湖北の地酒(七本槍など)と合わせると、滋賀の食の奥深さを実感できます。


このエリアの温泉

マキノ高原温泉さらさ(高島市マキノ町)

メタセコイア並木のすぐ近くにある温泉施設。走り終えた後の立ち寄り湯として最適です。

グリーンパーク想い出の森 山荘くつき(高島市朽木)

森の中に佇む山荘型の温泉・宿泊施設。走り旅の翌日に体をじっくり休めたい方にお勧めです。


こんな方におすすめです

  • メタセコイア並木の黄金色の紅葉を一度は見てみたい方
  • ビワイチ(琵琶湖一周)を走りたいサイクリスト・ライダー・ドライバーの方
  • 比叡山ドライブウェイから琵琶湖を見渡したい方
  • 冬に湖北でコハクチョウの越冬風景を見たい方
  • 近江牛・近江米など滋賀の食材を産地で味わいたい方
  • 竹生島への渡船体験をしたい方
  • 草津から湖北まで、琵琶湖西岸を縦断するドライブ旅をしたい方

まとめ

琵琶湖西岸エリアは、「走るほどに景色が変わる」という旅の楽しさが凝縮されたエリアです。

南の草津から北の湖北まで走り続けると、湖の広がり・メタセコイア並木の感動・マキノ高原の開放感と、景色が段階的に豊かになっていきます。比叡山ドライブウェイで高度を上げれば、琵琶湖が足元に広がる絶景が待っています。

8ヶ所の道の駅はどれも、この縦断ルートの途中に自然に立ち寄れるポジションにあります。まずは気になる道の駅のページを開いて、どこから走り始めるか考えてみてください。